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信じるきみがついた嘘ならそっと心にしまうよ

ジャニーズ KAT-TUN

 

 

 

 

 

先日の少プレ。にゅすくん達が司会になったってことで久しぶりに見てみた。

前回見たのはいつだったかもう覚えてもない。餃子を作る姿にやっぱり4人は可愛いなぁなんてのんきに思っていたところにKAT-TUNの10ksの最終公演が放送された。

 

時間にすると10分、もなかったのかな。

 

掲げられた海賊旗。流れるGOLDのイントロ。

竜ちゃんの「最後の出航だー!!」の言葉。

 

脱退した彼がオーラスでそのかけ声をかけたのは何年前の事だったかなぁなんてぼんやり考えた。

 

 

 

 

 

私は、2001年に彼らの船に乗り込んだ。担当は赤西仁

たまたま録画してあったポップジャムに映っていた彼ら。

光一兄さんの後ろで踊っている時に一瞬だけ、カメラに見切れたその表情に心を奪われた。本当に一瞬だったと思う。

そこからは必死で応援した。あの頃の彼らの勢いは本当にすごくて、必死で追いつかないとファンなのにおいていかれる気がしてた。

色んな姿を見て、色んな姿に魅了された。毎日が楽しかった。

 

 

彼はね、脱退前のイメージしかない人はびっくりするくらいに、可愛い顔して笑うんだよ。おっきく口あけて。

黙っていればかっこいいのに喋るとちょっとおバカでさ。時には眉毛の下がったふにゃっとした顔で笑って。

実はすごくメンバー想いで。精神的なものでご飯が食べられなくなったメンバーがいれば、色んなところにご飯に誘って一緒に食べて。初めてドラマに出るってメンバーがいれば、普段はすごくそのメンバーをいじってるくせに、ドラマ見て真面目にアドバイスの電話かけてさ。

 

そしてステージに立つとギラギラしてるのに、その歌声はびっくりするくらい繊細で優しくて。

 

 

でもいつからだっけなぁ。あんな風にキラキラした顔で笑わなくなったのって。

 

 

 

彼らを取り巻く環境は数年で一気に変わっていった。そんな中でちゃんと大人になっていくメンバーと大人になりきれてない彼を見てた気がする。

正直、脱退って聞いて衝撃を受けたかと言ったらそうじゃなかった。

もうすでにツアーには参加しないということが決まっていたし、それ以外にも何か変だなってことはいっぱいあったから脱退の発表があった時も

あ、やっぱりな。ついにこの日がきたのかって気持ちだった。

 

 

そして2010年。私の9年間の航海は終わった。

 

 

 

 

私は赤西担ではあったけれど、同じくらいに6人が大好きだった。

5人になっても応援したいって気持ちもあった。

でも彼のせいで他の5人が迷惑してるんじゃないかってずっと思ってた。

特に最年少で彼のシンメのかめりんは矢面にたって、コメントを求められることも多くて、その姿を見るのは辛かった。

留学から戻ってきた時の記者会見やコンサートでは6人揃ったことを、あんなにも嬉しそうにしてたからなおさらだった。

 

当時は、ファンの人も6人派と5人派で大きく分かれていたように感じる。

そして気が付けば、赤西がすきだということが言えないような空気にもなってた。

 

 

もし、あの時、彼が脱退する直前までがむしゃにKAT-TUNとして頑張っていたなら。

それでも悩みぬいて決めた脱退だったんだねって思えていたなら。

私は今も両方を応援していたかもしれない。

 

でもどう頑張っても当時の私にはそうは思えなくて。

だから私は船を降りた。

ずっと見ていたはずなのに分からなくなった彼の姿と、

彼らを、『残された5人』として見るのが辛くて。

 

 

それからしばらくは意図的に見ないようにしていたけれど、だんだんと時間が経つにつれてテレビに出ていれば見れるようになった。でも過去の想いを思い出すには辛いからなんとなく、何も考えないように見てはいたけれど。

 

そこから5人が4人になって。そして去年、彼らは3人になることを発表した。

 

気が付けばもうどこにもろくーん派なんて言葉はなくて、

彼らのファンになったのは5人の時だとか4人の時だっていう人が圧倒的に多くなってて。もしかするとあの6人時代は彼らも、昔からのファン達も忘れたい、消したい過去になってるのかもしれないってなんとなく思ってた。

 

 

 

 

少プレで流れた、最後のあいさつかめりんは

『僕たちKAT-TUNは、

K亀梨和也 A赤西仁 T田口淳之介 T田中聖 U上田竜也 N中丸雄一

この6人で結成されたグループです。色々ありましたけど、抜けていった3人にもしかっかりこの歩みを感謝したいと思います。ありがとう』

そう言って頭を下げていた。

 

ファンだけでなく、抜けていった3人にも感謝を述べて頭を下げていた。

その瞬間、考えるよりも先に涙が出てた。

  

 

 

今年のデビュー日、彼のツイッターにはたった一言「おめでと~」とつぶやかれてた。

 

 

彼のつぶやいた一言と、かめりんの最後の挨拶。

 

 

 

どちらも過去をないものなんかにしてなかった。

私が大好きだったKAT-TUNの時間は確かに存在していた。

彼に対しても、私が見てたあの9年間で感じていた思いは間違いじゃなかったんだと思った。ちょっとおバカで、繊細で、優しくて、そして不器用で。

そうだよね、大事じゃない訳ないよね。長い時間を一緒に過ごして、きっと私たちが知らないような苦労もともにして。そうやって過ごした仲間と時間は彼にとっても彼らにとって、ちゃんと存在している過去なんだよね。

 

船を降りて約6年。二人の言葉で、ずっとずっと抱えていた思いをやっと昇華できた気がする。

 

私はあの頃のギラギラしてて圧倒的な勢いで周りのものすべて蹴散らしていくっていう勢いのKAT-TUNが好きだった。6人の声で紡ぐ歌が好きだった。同じフリを踊っているはずなのに、個性が強くて違うフリを踊っているように見えるダンスが好きだった。

かっこつけてるくせに、しゃべるとおもしろいところが好きだった。一緒に行こう、じゃなくてついて来い!ってスタンスの彼らが大好きだった。

 

 

 

これからは、過去の思いに蓋をするんじゃなくて、時には思い出して懐かしんでみようと思う。6人の時も5人の時も4人の時も、どの姿もKAT-TUNKAT-TUNだったことに変わりはないんだもの。

 

 

 

 

 

私は今は違う船に乗っている。これから先、もう彼らと一緒に航海に出ることはない。

でも、それでも、ずっとずっと、彼ら6人がどの場所にいてもどんな形であっても、幸せであるように願っててもいいかな。